マルタカラ農園こだわりの有機質肥料栽培

マルタカラ農園こだわりの有機質肥料栽培

当園は長年有機質肥料栽培にこだわり果物づくりをしてまいりました。

それは有機質肥料栽培でなければ作れない果実があるからです。

有機質肥料とは

有機質肥料とは、動植物を原料とした肥料です。
有機質肥料を使う利点は多くありますが、中でも

  • 植物の優れた養分となる
  • 微生物・小動物が多くなり、そのはたらきにより根の成長が促進される
  • 緩衝作用(木が低温や干ばつに強くなる)が増大する

その結果

  • より甘く、風味豊かな果実となる
    (人体に必要な微量要素を多く含むという説もある)
  • 大きな果実となる
  • 日持ちがする
  • 丈夫な木が育つので、減農薬ができる

などの効果があります。

簡単に言うと有機質肥料を使った栽培方法は
「植物が本来望む土壌環境を作り、木の持つ力を引き出し高めることによって、充実した美味しい果物を作る」
ことが目的です。

ただし有機質肥料は土中の微生物によって分解されて吸収されるので
与えたらすぐ効果が出るわけではなく
何年も取り組んだ後にようやく努力が実を結びます。

化学肥料について

有機質肥料に対して化学肥料があります。

化学肥料は我々が服用するビタミンや健康ドリンクにあたり
補助的には効果があります。

ただ、それらを沢山飲んでも健康な体にはならず
場合によっては体調を崩すこともあります。

植物においても全く同じで
化学肥料だけで充実した果物を作ることは出来ません。

有機質肥料の作成から施肥

EM菌を混ぜる

下に黒く見えるのが豚糞と木クズを混ぜたもの
上の白く見えるのが米ぬかです。

この時は総量12トン強でた。

写真で行っている作業はEM菌の散布で
EM菌は有用微生物群で土壌改良に効果があります。

この後、全体にビニール袋をかけて十分に発酵させます。

有機質肥料の原料は実際に土壌の成分を化学調査した後
現在不足している養分を考慮しアレンジしています。

肥料の混ぜ合わせ

ある程度発酵させた後、まんべんなく発酵するよう、天地返しを行います。

EM菌が凄い勢いで菌糸を伸ばしている様子が確認できました。

有機質肥料の袋詰め

十分に発酵させた後、運搬するために袋に詰めます。

12トン強の有機質肥料を約700袋に袋詰め
たいへん骨の折れる作業です。

農園に配布された肥料

木の大きさに応じて一本あたり
2袋から6袋の肥料を割り振り。

すると写真のように農園は有機質肥料の袋だらけになります。

土を掘り起こしている様子

土を50センチほど掘って有機質肥料を埋め込み。

この作業にショベルカーは欠かせません。

約700袋を施肥すると農園全体は穴だらけです。

  1. 当園の施肥の仕方は、約50センチの穴を重機で掘る。
  2. 穴に有機質肥料を一袋入れる。
  3. 有機質肥料と、掘り返した土をスコップで混ぜる。
  4. 土を埋め戻す。

の順で行います。

ここで、3番の有機質肥料と土をスコップで混ぜる作業が重要ですが、体力的には大変きつい作業です。

この作業を行わない場合
埋め戻しの図-1

図-1のように、有機肥料のかたよった層が出来て、根が肥料を吸収できる機会が減ります。

埋め戻しの図-2

有機肥料と土を混ぜると
図-2のようになり根が十分に肥料を吸うことが出来ます。

このような土作りを行うことで
甘くて大粒の果物を育てる
これがマルタカラ農園のこだわりです。

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